株式会社クオレ・シー・キューブ（千代田区）は、東京大学大学院医学系研究科の主催する社会連携講座※1「デジタルメンタルヘルス講座」に参画し、同大学の川上憲人特任教授のもと、2022年6月1日から3年間にわたり、新サービスの開発を行います。

弊社は 1990 年の設立以来、企業向けにメンタルヘルスおよびハラスメントの社外相談窓口サービスや研修サービスを提供しております。近年、管理者からの部下育成に関する悩み事や、管理者自身のマネジメントスタイル等についての悩み相談が増えており、それらのニーズに応えられるよう、管理者向け相談サービスの開発を開始いたします。

この研究は、東京大学が保有するメンタルヘルスや職場マネジメントに関するノウハウを活用して、カウンセラーの個別の資質に依存することなく幅広い相談に対応し、また同大学の保有するデジタル技術によって自動化を行いつつ、時間に拘束されることのないサービスを目指しています。

弊社が長年にわたり蓄積してきた、心理カウンセリングやハラスメント問題対応ノウハウと、同大学の技術・ノウハウを融合させ、人が与える温もりを失うことなく利便性を追求したサービスの開発を目指してまいります。

また、このサービスの開発にあたっては、弊社の顧客企業から要望を取りまとめながら、2022 年度内に協力企業と実証実験を行い、2023 年にプレサービスを開始、2024 年のサービス開始を目指します。

※ 「社会連携講座」https://dmh.m.u-tokyo.ac.jp/ とは、公共性の高い共通の課題について、共同して研究を実施しようとする民間等外部の機関（国立研究開発法人を除く）から受け入れる経費等を活用して、学部や研究科などの教育研究を行う機関に設置される講座です。