代表ごあいさつ
平素より、(株)クオレ・シー・キューブへの格段のご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
2023年9月、クオレ・シー・キューブは大きな転換期を迎えることになりました。創業者であり、パワハラという言葉の生みの親でもある岡田康子がクオレ・シー・キューブ代表を退任し、ハラスメント関連を中心とした学術的情報収集や独自研究を行う『人と場研究所』を設立することになりました。岡田は当研究所の運営統括責任者として、引き続きハラスメント対策に携わってまいります。
私たちクオレ・シー・キューブは、その岡田の想いを大切に紡ぎ、新たな体制でハラスメントフリーⓇな職場づくりのご支援をすべく、一層の努力を続けてまいります。
現在、産業界では労働人口の減少や働き方の多様化、AIの急速な発展などの背景から「人的資本経営」の実践が求められています。人材への投資が、持続的な企業成長のための経営戦略として推進されるよう、2023年3月決算期から大手企業に対して人的資本の情報開示が義務化されました。
人的資本経営の実践に向けて、企業は従業員一人ひとりの「個の成長」を支援していくために、従来の価値観にとらわれることのない、柔軟なマネジメントができる管理者の育成が求められます。これは、言葉で表すのは容易であっても、変化も激しい時代の中、毎日忙しい現場での実践を促すには多くの試練があり、容易く達成できるものではないと実感しております。
従業員一人ひとりのために、活力をもって仕事に取り組める職場風土の醸成が、ますます求められているのではないでしょうか。私たちは、長年のハラスメント対策の経験と実績から、引き続き皆様と一緒に「企業の成長につながるハラスメント対策」を実践してまいりたいと考えています。
また、『人と場研究所』とのコラボレーションにより、エビデンスに基づく新たなサービスを創出すると共に、長年ハラスメント問題と人のこころに携わってきた第一人者として、お客様や専門家の方々にご助言を頂きながら、多様な視点でハラスメントフリーⓇ職場をご支援する専門企業として、研鑽を続けてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
2023年9月
代表取締役社長 岡本 行生