ハラスメントフリー®な職場づくり
職場でできるひと工夫
職場で、次のようなお悩みはありませんか?
- 「ハラスメントをやってはいけない!」「ハラスメント、絶対ダメ!」と緊張するあまり、どのようにコミュニケーションをとったらいいかわからない。
- 「やってはいけない」ことに注意するあまり、職場がぎすぎすして息苦しい。
- もう少し、職場でのコミュニケーションをよくしたいのだが、どうしたらコミュニケーションがとれるのだろうか?具体的な方法が知りたい。
そういった声にお応えするために、様々な企業が実際に取り組んでいる「職場でできるひと工夫」をご紹介します。これまで弊社のアンケートにお答えくださった中から掲載しています。
※8月までのご回答をもとに9月に内容を更新しました。(次回更新は2025年1月予定)
職場におけるコミュニケーションのヒントとしてぜひ参考にしてください。
教育
- 定期的なハラスメント研修
- ハラスメント防止研修やeラーニング
- 一般職と管理職で別々のハラスメント研修
- クオレ・シー・キューブの研修
- ライン長への研修
- 管理職、社員向けのオンラインハラスメント防止研修・集団研修
- マネジャー層を対象とした職場づくり研修
- 上席者を対象にしたパワハラ防止教育(動画視聴)
- 管理監督者向け研修
- 定期的にコンプライアンスに触れてもらう機会の創出と提供
- コンプライアンス研修や新卒社員への研修等
- コンプライアンス及びハラスメント研修
- クオレ・シー・キューブの『ハラスメントしない・させない・ゆるさない』を活用
- 年に1度ハラスメント関連の勉強会(社員全員)
- ハラスメント理解のための自社研修
- 人権委員会内での勉強会
- グループに属する企業なので、親会社同様に予防教育等を展開
- 社内で作成したe-ラーニング(全役職員対象)
- 加害者となり得る層、被害者となり得る層への研修
- コミュニケーション力を高め、世代間ギャップの改善を話し合う研修
- (ハラスメントがダメなことは皆、理解しているので)適切なコミュニケーションについて動画で履修
啓発活動
- トップや本社が定期的に指針を伝え、早期に問題把握し、公正公平な問題解決を図る姿勢を示す。
- ハラスメントが発生した際、トップから「ハラスメントのない職場づくり」への思いを全従業員に発信
- ハラスメントは許さないという経営層からのメッセージ発信
- 本社から「ハラスメント禁止」を定期的に発信
- ハラスメント・ゼロを社から全社員に提唱
- ハラスメントは制裁(懲罰対象)になることの周知徹底
- 『ハラスメントフリー川柳』を紹介
- イントラネットに事例掲載
- 他社事例の紹介等、関連情報の共有
- クオレ・シー・キューブのハラスメントフリーページを紹介
- ハラスメント防止のためのポスターやカード等を展開
- ハラスメント防止の通知(マンガ)を定期的に配信
- 社内で発生したハラスメント事例集の宣伝
- 製造現場の休憩室で「紙芝居」にて教宣
- ジェンダーフリー等のポスター掲示
- エンゲージメントの向上活動
- コミュニケーション活性化を図る定期的な情報発信
- コンプライアンスに関する身近な話題を社内報で定期配信
- 定期的にコンプライアンスに触れる機会の創出と提供
- 自身にあるバイアスに意識的に気を付ける
相談窓口
- 外部相談窓口・内部通報制度の整備
- ハラスメント相談窓口を設置、周知
- 通報窓口の設置とその認知度向上
- 社内外相談窓口の周知
- 内部通報制度の認知度アップ
- 定期的にハラスメントについての知識情報を発信、相談窓口があることを周知
- 総務部からの定期的な「相談窓口の案内」配信
- 社としての相談員設置だけではなく、部門毎に相談窓口を設置
- ハラスメント窓口から会社への相談受付の流れをフローチャートで表示
- 相談対応の窓口となる職員を増員し、相談しやすい環境を整備
- グループ各社へのヒアリング強化、社外・社内相談窓口の設置
実態把握
- 職場アンケートやヒアリング
- 年に2回、外部調査会社による組織診断
- パルスサーベイ
- 社員意識調査
- コンプライアンス意識調査
- コンプライアンス調査(匿名)
- 「働きやすい職場作りアンケート」により現状と課題を把握
- 働きやすい職場作りアンケート(ハラスメントに限定せず現状と課題の把握)
- 月1回簡易版ストレスチェックを行い、フリーコメントの記載を確認、時にはヒアリングし、早めに対処
- 「組織風土調査」の結果を各部門長へフィードバック
- 意見箱
組織の取り組み(制度・体制)
- ハラスメント対策専門の職員を配置
- 職場で問題が発生したら、まずは上司や相談窓口等に第一報するよう周知・徹底している
- 常日頃からの意識付けの必要性を周知徹底するための体制づくり(意識)
- 「サポーター制度」を導入
- 新人職員には若手の職員が指導役として付き、様々な相談を気軽にできるようにしている
- リーダー層(ベテラン層)の職員の部署内での影響力が強まりすぎないよう、人事異動を行っている
- 会議の司会・書記・職場の当番(朝礼・ゴミ出し・昼休憩シフトなど)は持ち回り制でおこなう
- 兼業を推奨して、越境学習を実施
- 主担当業務以外仕事も身につけ、適宜「助っ人要員」として出動、サポートする体制を整えている
- 部活動の継続。会社が認めた部活には援助資金を給付
- 職場レクリエーションへの補助制度
組織の取り組み(面談・ミーティング)
- 定期的な面談・個々人へのヒアリング
- 全社員面談
- 総務課長による若手社員面談(若手=入社5年以下社員)
- ショートミーティング
- 月に一度の部門ミーティング
- 1on1ミーティングの導入
- 部内で朝礼後、課内で本日の仕事内容などを共有するミーティングを実施
- 人の意見を否定しない会議体がある
- 職場ディスカッション
- いつでも産業医と面談ができる(希望がなくても1年に1度は産業医と面談)
- 毎月1回「メッセージ会議」を実施(事業所内の困り事・改善ポイントを吸い上げるミーティング)
- 部門ごとに部門長がファシリテーターとなり、課題解消に向けたアクションプランを討議
- 短時間のデイリーの会議で価値観や考え方を周囲に知らせる時間を設けている
- 月に1回、月例会(雑談、社内環境改善のための意見交換)
- 意見や悩み事などについて、部門長との気軽な話し合いを月1回開催
- 報連相の推進
- 「ほうれんそうはおひたしで」活動
- 実効性の高い社員対話の場づくり
職場環境
- 経営層から風通しの良い環境を整備(社長便りの週一発信、積極的な現場巡視、ほか)
- 相談しやすい職場づくりに努め、定期的な情報交換の場を設定
(業務遂行状況の確認や疑問点を解消する場としている) - ハラスメント防止のためのポスター等、掲示物を展開
- 相談窓口のポスターを掲示
- ハラスメント防止のためのポスターやカード等を展開
- ジェンダーフリー等のポスター掲示
- 毎月、全社にむけてハラスメント防止関連の掲示物を展開
- 給湯室・お手洗いなど公共の場を使用後、使用前よりきれいにする心がけ
- オフィスのデスク、パソコンのデスクトップを「クリーン」にする
- 役職者・管理者は、執務室で走らない
- 役職者・管理者は、引き出しの開閉で音を立てない
コミュニケーション(興味や関心を抱く)
- 業務上の話し合いに雑談も交えてコミュニケーションをとっている
- 後輩から提供された新情報には必ず反応・対応する
- コミュニケーション不全にならないための伴走型コミュニケーションをする
- 双方向のコミュニケーションを心がけている
- コミュニケーションを積極的にとり、人となりを知る
- 上司・部下・同僚にコミュニケーションを活発におこなっている
- 出社・在宅共に、対面・電話・チャットなどでコミュニケーションを積極的にとる
- 幹部による若手とのミーティング
- 職場での対話・ディスカッション
- 「カエル勉強会」という部門横断の公私にわたる自主勉強会
- テレワークが多い中、職場のメンバーを知る活動を実施
- 月1~2回社員の趣味・得意分野を発表するミニセミナーを社内向けに開催
(自発的な場合も他社員からのリクエストに応える形もあり) - 3か月に1度、部署の取り組みを発表する勉強会を実施
(部門横断的な相互理解につながっている)
コミュニケーション(挨拶・気持ちを和らげる取り組み)
- 挨拶の励行や丁寧な言葉でのコミュニケーションの推進
- 最低でも、一人1回は挨拶・声掛けをする
- 挨拶に名前を付ける(例:「おはようございます、〇〇さん」)
- 社長・役員・役職者を「さん付け」で呼ぶ(肩書で呼ばない)
- 名前は「○○さん」と呼ぶ。
- オンラインミーティングでは「名前」を呼び掛けて挨拶している
- あだ名をやめて、〇〇さん付けで呼び合っている
- 仲間意識の醸成、声掛け、丁寧な言葉遣い
- 社員全員が適度な距離感を保っている
- 個人を尊重する社風
- できるだけ多くの方と、自分からコミュニケーションをとるようにしている
- 声掛けを意識しチームワークを高めている
- 業務のメールでも天気の話題を書き添えて、ちょっとした心遣いで気持ちを和らげる工夫をしている
- 何気ないことや相手のちょっとした変化に対して声を掛ける(話しやすい・相談しやすい環境づくり)
- 月1回「仕事の話をしない会議」を実施(当番や社内環境についての要望を皆で話す)
- 朝礼ミーティングや業務改善活動を通して、上下関係なく積極的にコミュニケーションをとる
- 会議では現場スタッフから順番に発言(誰もが等しく重要という姿勢で臨んでいる)
- 日頃からのコミュニケーションを行い、言いやすい(声を上げやすい)環境を整えている
- 朝礼や会議の冒頭に持ち回りで「実はワタシ、~なんです」と意外な一面を紹介
- 社内のオンライン会議で背景画像を自由に設定し、その画像の由来を紹介するなど
仕事一辺倒ではない、和やかな打ち合わせをしている - お昼休みにオンラインで、それぞれのランチを披露。おいしいお店などの情報を交換
- 息抜き・雑談を目的としたオンライン「カフェ」を設けている
コミュニケーション(ほめる・たたえる・感謝の気持ち)
- 否定から入らず、感謝・承認を優先した空気づくり
- 良いことをした人を称える文化をつくる
- サンキューカードを贈り合う
- 感謝の言葉、ポジティブな言葉を口にするように心がけている
- 従業員同士の挨拶徹底、ほめる・ほめられる文化定着のための Good Job カードを導入
- 「ありがとう箱」を設置して、職場で助けてもらったことや有難い!と思ったエピソードを投函